宝籤
たからくじ
名詞
標準
文例 · 用例
三角クジだの宝クジだの見向きもしたことがなく、空想性がなく着実そのものだけれども、人の事となると損得忘れてつくしてやって一銭ずつの着実なもうけをとたんにフイにしてしまう。
— 坂口安吾 『青鬼の褌を洗う女』 青空文庫
屑拾いこそしなかったが、賃縫いや、ラウンドリーの下請けや、進駐軍ハウスの芝刈りや、闇成金の家掃除、米や薯や魚介の買出し、宝クジ売り。
— 山本周五郎 『季節のない街』 青空文庫
何問目かは仙臺に飛んで、『鼻を算へて耳』といふ文句で、櫻の花を算へて三十三本目といふ皮肉なもので、その謎の面白さを、五十年後の今まで記憶して居るくらゐですから、寶掘り又は寶搜しといふものは、パチンコも競輪も寶籤もなかつた、明治の頃の健康な社會人に、どんなに面白い遊びだつたか想像がつくでせう。
— 寳掘りの夜 『錢形平次捕物控』 青空文庫