お漏らし
おもらし
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
wetting oneself
文例 · 用例
……田沼様はご老中、ことにはあれほどの大人物、風雅の友として貝十郎を、お目かけくだされはいたすものの、何んでご政事の枢機などを、お漏らしくださることありましょうや。
— 国枝史郎 『血煙天明陣』 青空文庫
私たち無学な者にはわからぬかは存じませぬが、御教養の一部をお漏らしなされてくださいませ。
— 倉田百三 『出家とその弟子』 青空文庫
――『生前あなたにも、あるところまでお漏らししたとおり、私達夫婦の仲というものは、うわべとは大へんに異い、それはそれは暗い、冷たいものでございました。
— 浅野和三郎 『霊界通信 小桜姫物語』 青空文庫
第六席 尊きお墨付と短刀のこと並びに御落胤危うくお漏らしのこと この雨の日より僅か数日して、そこには蔭ながら不埒な工作をしたものだろうが、或る風の強い夕刻じぶん、銀太と金太が一人の茫漠として泰然たる青年を、駕に乗せて六軒長屋へ伴って来た。
— 山本周五郎 『長屋天一坊』 青空文庫
中でも花婿の近親の一老婦人は(それはこの結婚の司会者で・しかもこれをその邸内で行おうという・お仲人であったが)、かの魔法を心配して、その旨をわたしにお漏らしになった。
— ESSAIS DE MONTAIGNE 『モンテーニュ随想録』 青空文庫
と、謎のやうなお言葉を私たちお傍の者におもらしなさつた事さへございました。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
と何もかもご存じのやうな和やかな御微笑を含んで、おつしやつた事さへございまして、その後いちども御渡宋の御希望などおもらしになつた事はございませんでした。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
それは、陛下が、なにごとでも、はばかりなくおはなし申しあげることりをおもちになっていらっしゃることを、だれにもおもらしにならないということでございます。
— NATTERGALEN 『小夜啼鳥』 青空文庫
作例 · 標準
……田沼様はご老中、ことにはあれほどの大人物、風雅の友として貝十郎を、お目かけくだされはいたすものの、何んでご政事の枢機などを、お漏らしくださることありましょうや。