空押し
からおし
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
embossing
文例 · 用例
こういう箇所に出くわすと自分はほっとして救われた気がするのであるが、多くの日本映画には、こうした気のする場面がはじめからおしまいまで一つもないのは決して珍しくないのである。
— 寺田寅彦 『映画雑感(3)』 青空文庫
はじめからおしまいの見すかされているような映画ばかり作る日本映画作者の参考になるであろうと思われる。
— 寺田寅彦 『映画雑感(4)』 青空文庫
十四 「黒鯨亭」 エミール・ヤニングス主演のこの映画は、はじめからおしまいまで、この主役者の濃厚な個性でおおい尽くされた地色の上に適当な色合いを見計らった脇役の模様を置いた壁掛けのようなものである。
— 寺田寅彦 『映画雑感(4)』 青空文庫
じっとまっすぐを向いて、枝にとまったまゝ、はじめからおしまひまで、しんとしてゐました。
— 宮沢賢治 『二十六夜』 青空文庫
じっとまっすぐを向いて、枝にとまったまま、はじめからおしまいまで、しんとしていました。
— 宮沢賢治 『二十六夜』 青空文庫
初めからおしまいまで普通の聖書の通りの文句で、一字一字|毎に狂いのないところを見ますと、よっぽど信仰の深い僧侶さんが三拝九拝しながら写したもんですね。
— 夢野久作 『悪魔祈祷書』 青空文庫
なるほどアルミニウムだかマグネシウムだかの閃光は光度において大きく、ストロンチウムだかリチウムだかの炎の色は美しいかもしれないが、始めからおしまいまでただぼうぼうと無作法に燃えるばかりで、タクトもなければリズムもない。
— 寺田寅彦 『備忘録』 青空文庫
滝田樗陰君が木曜面会日の朝からおしかけて、居催促で何枚でも書かせるのを、負けずにいくらでも書いたそうである。
— 寺田寅彦 『夏目漱石先生の追憶』 青空文庫
作例 · 標準
革製品にロゴを空押しすることで、高級感のある仕上がりになる。
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昔の書類には、判子の空押しだけが残されていることがある。
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デザインの最終確認のため、試しに紙に空押しをして仕上がりを見た。
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この機械は、空押しと箔押しを同時に行える優れものだ。
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