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禾本科

かほんか
名詞
1
標準
文例 · 用例
これは禾本科に屬する。
太宰治 陰火 青空文庫
たしか禾本科と教はつた。
太宰治 陰火 青空文庫
或日或処でふと窓の外を窺ふと、秋の暮に近い弱い日が羽目板の裾に当り、禾本科の草の蔭をシルヱツトのやうに写してゐた。
木下杢太郎 本の装釘 青空文庫
六 虫送り人形虫送りの人形は、多く禾本科の植物を束ねたもので作るのだから、畢竟|藁人形であるが、此に於ても、やはり手を問題にして、足を言はない。
折口信夫 偶人信仰の民俗化並びに伝説化せる道 青空文庫
ともかくも、同じく禾本科植物の穂あるものを芒と謂ふ事が出来るにしても、其は川村杳樹氏の所謂|一本薄の例から説明すべきもので、祖母の言の如き、簡単なる語原説は認め難い。
折口信夫 稲むらの蔭にて 青空文庫
「蚤」というのは「ふるえ草」ともいう禾本科に属する草の俗名で、ごく細い茎の端に、辛うじてくっついている小さな花が、その華奢な茎とともに、いつでも羽虫のように顫えているのである。
LE VIGNERON DANS SA VIGNE ぶどう畑のぶどう作り 青空文庫
すなわちその禾本科なるこの草は通常家の居囲りの土地に生えていて、その花穂が針のように尖っており、(それで土針というのだと想像する)、そしてその草が染料になるのだから、この万葉歌のツチハリとはシックリと合っているように感ずる。
牧野富太郎 植物一日一題 青空文庫
このコブナグサは Arthraxon hispidus(Thunb.)Makino の学名を有し、ホモノ科(禾本科)の一年生禾本で、各地方の随地に生じ土に接して低く繁茂し、前にも書いたように秋に沢山な針状花穂が出て上を指している。
牧野富太郎 植物一日一題 青空文庫