寂れる
さびれる
動詞-一段動詞-自動詞
標準
to decline (in prosperity)
文例 · 用例
で、政府に収入がなくなったばかりで無く、遊楽地という遊楽地は火の消えた様に寂れる仕末…………ここから海岸伝いで国境を越えたサン・セバスチアンが宜い例ですよ。
— 岡本かの子 『ドーヴィル物語』 青空文庫
これは、店の寂れることを用心するには、注文の品を手堅く念入りにして、一層|華客場の信用を高めることが何よりと感じたからであった。
— 身を引いた時のことなど 『幕末維新懐古談』 青空文庫
今まで働いていたカフエーが寂れると、お君さんも一緒にそこを止めてしまって、お君さんは、長い事板橋の御亭主のとこへ帰っていたのだ。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
これがまた、天性の美音で「蝋燭で御座いかな」と踊るような身ぶりをして売って歩いたが、馬喰町の夜店が寂れると同時に、鳥羽絵の升落しの風をして、大きな拵らえ物の鼠を持って、好く往来で芸をして銭を貰っていたのを覚えている。
— 淡島寒月 『梵雲庵漫録』 青空文庫
銚子港の寂れる季節が、だんだん近寄って来たのであった。
— 国枝史郎 『名人地獄』 青空文庫
こんなことが長く続いていれば、店は次第にさびれるに決まっているので、番頭の金兵衛もひどく心配していたが、幸いにお藤の足の痛みはだんだんに薄らいで、もう此の頃では馬道へ通わないでも済むようになった。
— 津の国屋 『半七捕物帳』 青空文庫
魚八は根岸繁昌の時代からここに住んでいる魚屋で、一時は相当に店を張っていたが、土地がさびれると共に店もさびれた。
— 河豚太鼓 『半七捕物帳』 青空文庫
ふと見ると、高い梢の白い花が日光を受けて明るく輝いたと思ふ間に、忽ち日に影つてまたさびれる。
— 横光利一 『榛名』 青空文庫
作例 · 標準
かつて賑やかだった商店街も、今ではすっかり寂れてしまった。
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若者が都会に出てしまい、この村は年々寂れていく一方だ。
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人気の観光地だったが、新しい施設ができてから客足が遠のき、少し寂れてきた。
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標準
to taper off (of a sound)
作例 · 標準
遠くから聞こえてきた祭りの音楽が、だんだん寂れていった。
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彼の歌声は、最後の部分で寂れるように消えていった。
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嵐の音が、夜が明けるとともに徐々に寂れていった。
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