死に場所
しにばしょ
名詞
標準
place to die
文例 · 用例
七之助はもう三吉のところに行かずに、まっすぐに死に場所を探しに行ったのであろう。
— 猫騒動 『半七捕物帳』 青空文庫
それからどこをどう歩いたか、かれは死に場所を探しながら帯取りの池へ迷って行った。
— 帯取りの池 『半七捕物帳』 青空文庫
ああ、助かつたと、ほつとして、「どこイ行つて来たんや、こんな遅まで……」と訊くと、「死に場所探しに行て来ましてん。
— 織田作之助 『聴雨』 青空文庫
……」 高利貸には責めたてられるし、食ふ物はなし、亭主は相変らず将棋を指しに出歩いて、銭をこしらへようとはしないし、いつそ死んだ方がましやと思ひ、家を出てうろうろ死に場所を探してゐると、背中におぶつてゐた男の子が、お父つちやん、お父つちやんと父親を慕うて泣いたので、死に切れずに戻つて来たと言ふ。
— 織田作之助 『聴雨』 青空文庫
磯貝の死に場所であった怖ろしい含満ヶ渕を、彼女も自分の死に場所と決めたのであった。
— 岡本綺堂 『慈悲心鳥』 青空文庫
二人はこの権田原の榛の木の下を死に場所と定めて、闇にまぎれて忍んで来ると、かれらよりもひと足先に来ている人があった。
— 青山の仇討 『半七捕物帳』 青空文庫
今も言うた采女の死に場所、その亡骸を埋めたところまで……。
— 岡本綺堂 『小坂部姫』 青空文庫
彼の女の死に場所は我々が王冠の森と呼ぶ木立のある断崖であった事を人々は記憶しているであろう。
— 松永延造 『職工と微笑』 青空文庫
作例 · 標準
彼は故郷の山奥に、自分の死に場所を見つけた。
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戦士たちは、この戦場が自分たちの死に場所になると覚悟していた。
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「ここが私の死に場所だ」と、彼は静かに呟いた。
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