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名詞
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標準
文例 · 用例
言いたい事が在ったのだけれど、それが、どうしても言えず、これが随筆でなく、小説だったら、いくらでも濶達に書けるのだが、と一箇月まえから腹案中の短篇小説を反してみて何やら楽しく、書くんだったら小説として、この現在の鬱屈の心情を吐露したい。
太宰治 作家の像 青空文庫
その実を犇と護らなん、その歌の一句を、私は深刻な苦笑でもって、再び三度、反しているばかりであった。
太宰治 乞食学生 青空文庫
気をやり、そして、人前をも憚らず反する癖があった。
岡本かの子 食魔 青空文庫
かの女は、潜り門に近い洋館のポーチに片肘を凭せて、そのままむす子にかかわる問題を反する切ない楽しみに浸り込んだ。
岡本かの子 母子叙情 青空文庫
「だが恋愛に関する限り、たとえば、嫉妬だとか憎みだとかいうものは、生活に暇があって感情を反する贅沢者たちの取付いている感情だ。
岡本かの子 母子叙情 青空文庫
そしてあなたのこころが結婚生活の常套に退屈したとき、とき/″\思ひ出してロマンチツクなそのメモリーを反しなさい。
岡本かの子 夏の夜の夢 青空文庫
それが景子には老文豪の話を頭で反して居るらしく見えた。
岡本かの子 ガルスワーシーの家 青空文庫
恆に愛矜して秣を倍し、頻に豆を食ましむれども、日に日に痩疲れて骨立甚だし。
泉鏡太郎 唐模樣 青空文庫