席画
せきが
名詞
標準
impromptu drawing composed at a gathering
文例 · 用例
むかしも今も席画というがある、席画に美術を求めることの無理で愚なのは今は誰しも認めている。
— 幸田露伴 『鵞鳥』 青空文庫
竜池は当時北渓に席画を作らせ、諸持に狂歌の判をさせ、春水、良斎等を引き連れて花柳の巷に遊んでいた。
— 森鴎外 『細木香以』 青空文庫
ある時、土佐の藩主山内容堂から席画を所望せられて、藩邸へ上った事があった。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
席画の出来栄にすっかり上機嫌になった容堂は、「対山は酒の吟味がいこう厳しいと聞いたが、これは乃公の飲料じゃ。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
」 かういつた風で、いつも偽物に箱書をしたり、薄茶でも一服|饗応はれると、出先で直ぐ席画を描いたりするので、家族連の心配は一|通でない。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
春の円山、三人の桃割娘が赤毛氈に並んで所望される席画を淡々と描いてる風景など、昔を今になすよしもがなです。
— 上村松園 『冷かされた桃割娘』 青空文庫
現に月樵の事について手紙をよこした人も、月樵が或時|蘆雪と共に一日百枚の席画を画いたが日の暮頃に蘆雪はまだ八十枚しか画かないのに月樵はすでに九十枚画いて居つた。
— 正岡子規 『病牀六尺』 青空文庫
けれどもそれらは実に不見識な話で、元来席画などは、画かきの戯に画くものである。
— 正岡子規 『病牀六尺』 青空文庫
作例 · 標準
茶会の席画では、その場の雰囲気に合わせた絵が描かれた。
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即興の席画は、客の感性を刺激し、会話を弾ませた。
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有名な画家が披露した席画に、皆が感嘆の声を上げた。
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