一撃のもとに
いちげきのもとに
表現副詞
標準
with a single blow
文例 · 用例
一撃のもとに倒すといふやうな颯爽たる仇討ちではない。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
そして富岡先生は常に猛烈に常に富岡氏を圧服するに慣れている、その結果として富岡氏が希望し承認し或は飛びつきたい程に望んでいることでも、あの執拗れた焦熬している富岡先生の御機嫌に少しでも触ろうものなら直ぐ一撃のもとに破壊されて了う。
— 国木田独歩 『富岡先生』 青空文庫
高潔|沈毅な鼻の表現に万軍の信頼を集めつつ、天地を震撼する大魔王の鼻を一撃のもとに打ち砕いた英雄がありました。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
」――で一撃のもとに笑殺されて、つまり彼の言葉の反応どほり戯談の儘とほつたのだから好さゝうな筈なのに、何時までたつても照子の云つた結婚云々といふ言葉にこだわつてゐた彼だつた。
— 牧野信一 『明るく・暗く』 青空文庫
「うーむ、こいつが……」 杉田二等水兵は、怒心頭に発し、顔を朱盆のように赤くして、中国人ボーイを一撃のもとに――と思ったが、そのとき彼の後で、「わっはっはっはっ」 と、破鐘のように笑う者があった。
— 海野十三 『浮かぶ飛行島』 青空文庫
空には、空軍の精鋭が、かたい編隊をくんで、もし空から近よる敵機あらば、何国のものたるをとわず、一撃のもとに撃ちおとしてくれようと、ごうごうと飛びつづけている。
— 海野十三 『浮かぶ飛行島』 青空文庫
しかし、ときには、恐ろしく手の早い奴がいて、隙だと見たら何の躊躇もなく一撃のもとに飛びかかる。
— 横光利一 『欧洲紀行』 青空文庫
不運にも私の背後から駈け出して来た運転手が一撃のもとに仆された。
— 海野十三 『空中墳墓』 青空文庫
作例 · 標準
「橫綱は鋭い立ち合いの一瞬で、挑戦者を一撃のもとに土俵の外へと追いやった。」
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「たった一つのスキャンダルが、彼が長年築き上げてきた名声を一撃のもとに葬り去った。」
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「彼女は動かぬ証拠を提示し、相手の苦しい言い逃れを一撃のもとに封じ込めた。」
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「熟練の猟師は深く息を吐き出し、遠くの獲物を一撃のもとに仕留めた。」
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