洞内
どうない
名詞
標準
文例 · 用例
その雪田もズッと裾の方へ行くと、雪の穹門から水が滾々と湧き出ていて、洞内に高山植物などが美しく咲いている、但し夏日うっかり奥まで深く這入ると、雪がくずれて圧倒する危険がないとも限らぬ。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
丁度フラスコの口に斜めに呼気を吹き付ける時に出る音と同じ訳で、両掌の間の空洞内の空気が振動して音を出すのである。
— 寺田寅彦 『歳時記新註』 青空文庫
洞内の貫きよう、壁皴の模様、かてて加えて、岩徹る清水は岩の肌を程よく潤して洞は枯石の成るところのものとは思えない。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
洞内が、なんともいえない美しさに染んでゆくのだ。
— 有尾人 『人外魔境』 青空文庫
雪崩れが、洞内の各所におこって濛っと暗くなった。
— 有尾人 『人外魔境』 青空文庫
洞内の一隅ではひとすじの水の滴りが静かに岩を叩いていた。
— 横光利一 『日輪』 青空文庫
鐘乳石の洞にて、洞内の天井と左右とは、種々さま/″\の奇形を成す。
— 大町桂月 『鹽原新七不思議』 青空文庫
打ち見たところ二十八九、容姿端麗の美婦であったが、身には純白の行衣を着、仄かに灯された獣油の灯火で、四季洞内に籠り詰め、カチカチカチカチと鑿を揮い、仮面を作るに余念なかった。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
ウィキペディア曖昧さ回避
洞内(ほらない) 地名 青森県十和田市洞内 姓 洞内愛 - 青森県出身の声優
出典: 洞内 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0