元の通り
もとのとおり
表現副詞
標準
as it was before
文例 · 用例
障らないで、熟と柔順くしてさえいれば、元の通りに据直って、夜が明けます。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
人形は元の通りに療治されて、手をあげるに従ってパパアやママアを呼ぶようになったが、その声を聞くとかの女が死際の声を思い出して、さらに新しい哀しみを呼び起されるのがいやだといって、誰もその手を動かすことをあえてしなかった。
— 岡本綺堂 『河鹿』 青空文庫
近所はどうしたかと見てあるくと、ほかの家の杭はみんな元の通りになつてゐて、わたしの家のまはりの杭だけがなくなつて仕舞つたもんですから、こゝだけが赤い杭の外へこぼれ出して、朱引き外と云つたやうな形になつてゐるんです。
— 岡本綺堂 『赤い杭』 青空文庫
彼は元の通り草の中に顔を突込んでいた。
— 夢野久作 『童貞』 青空文庫
草川巡査は、その蚯蚓を凝視しながら、砥石をソッと元の通りに置いた。
— 夢野久作 『巡査辞職』 青空文庫
ですから何もかも元の通りにして構わずに置いて下さい。
— 夢野久作 『巡査辞職』 青空文庫
兎はとてもいないと思ったので、銃を元の通り肩に懸けて二三歩往った。
— 田中貢太郎 『忘恩』 青空文庫
それも所詮は一時の錯覚で、みんなが落ち着いてよく見ると、元の通りの西瓜になってしまった。
— 岡本綺堂 『西瓜』 青空文庫
作例 · 標準
怪我をした足は、リハビリのおかげで元の通りに動かせるようになった。
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「部屋を片付けたら、元の通りどこに何があるかすぐ分かるようになった」
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塗装を塗り直したことで、色褪せていた門扉が元の通り美しく蘇った。
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