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六親

ろくしん
名詞
1
標準
the six blood relations
文例 · 用例
鋸は又動いて、(左様だ、今頃は弥六親仁がいつもの通、筏を流して来て、あの、船の傍を漕いで通りすがりに、父上に声をかけてくれる時分だ、) と思わず振向いて池の方、うしろの水を見返った。
泉鏡花 三尺角 青空文庫
鋸は又動いて、(左樣だ、今頃は彌六親仁がいつもの通、筏を流して來て、あの、船の傍を漕いで通りすがりに、父上に聲をかけてくれる時分だ、) と思はず振向いて池の方、うしろの水を見返つた。
泉鏡花 三尺角 青空文庫
六親仁は、最初、この茄子の種を齎らして、背戸へこぼして行ったのは、烏に肖て翼違い、雉子のようでやや小さく、山鳥かと思うと嘴の白い、名を知らぬ、一羽の鳥であったという。
泉鏡花 わか紫 青空文庫
俳優にとって、最も演じにくい場所は、故郷の劇場であって、しかも六親|眷属全部そろって坐っている一部屋の中に在っては、いかな名優も演技どころでは無くなるのではないでしょうか。
太宰治 人間失格 青空文庫
八丁堀の伝六親方を知らねえかッ」 まことに伝六の名声広大とも広大――といいたいが、実は八丁堀といった啖呵がものをいったとみえまして、通りすがりの伝馬船が倉皇としながら舳先を岸へ向けましたので、ふたりはひらりと便乗――まだ混乱のままでいる現場へこがしていってみると、しかるにこれがすこぶる奇態です。
へび使い小町 右門捕物帖 青空文庫
右門のだんなと、伝六親方がお越しなすったんだッ。
千柿の鍔 右門捕物帖 青空文庫
たてば、ほかならぬ右門のだんなの一の子分の伝六親方のことだから、ぱんぱんと啖呵をおきりなすって、朝めしまえにだれがまことの下手人だか、幽霊水の正体つきとめてくださるだろうと思って、暑いさなかもいとわず、わざわざこうしておねげえに来たんでござんす。
幽霊水 右門捕物帖 青空文庫
いけませんか、ねえ、伝六親分!
幽霊水 右門捕物帖 青空文庫
作例 · 標準
彼は親不孝がたたって、六親の誰からも援助してもらえなかった。
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儒教の教えでは、父、母、兄、弟、妻、子の六親を大切にすることが説かれている。
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彼は天涯孤独の身の上で、頼るべき六親が一人もいない。
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