鱰
しいら異読 シイラ
名詞
標準
mahi-mahi (Coryphaena hippurus)
文例 · 用例
母はその時の耕二に憐憫の情を持たないでゐられなくて、「まあもう少しいらつしやい」とさう言つた。
— 中原中也 『耕二のこと』 青空文庫
この同じ自然観が、芭蕉にあっては大いに異なり、鷹ひとつ見つけて嬉しいらこ岬 芭蕉 と言うような、全く魂の凍死を思わすような、荒寥たる漂泊旅愁のリリックとなって歌われている。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
しかし、お前たちには、それがよつぽど口惜しいらしい。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
母の歿したのちは男の手一つで女中や婆あやや書生を使い、私を育てて来た父には生甲斐として考証詮索の楽しみ以外には無いように見えたが、やはり寂しいらしかった。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
「もう少しいらつしやらない?
— 南部修太郎 『ハルピンの一夜』 青空文庫
ゆきさんも、その夜は、いそがしいらしく、お酒を持って来ても、すぐまた他へ行ってしまうし、ちがった女中も来ず、笠井さんは、ぐいぐいひとりで呑んで、三本目には、すでに程度を越えて酔ってしまって、部屋に備えつけの電話で、「もし、もし。
— 太宰治 『八十八夜』 青空文庫
雪の泣きはらした眼には、電燈の明るい光がまぶしいらしく、顔からちょっと手を離したが、またすぐひたと両手で顔を被った。
— 太宰治 『断崖の錯覚』 青空文庫
ただ一つ問題になるのは、料理のほうだといやなものは食わないで済むのに、この演説だけは無理じいにしいられるという事である。
— 寺田寅彦 『路傍の草』 青空文庫
作例 · 標準
今日のスペシャルは新鮮な鱰のソテーです。
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船釣りで大きな鱰が釣れたと喜んでいた。
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鱰は鮮やかな色をしていて、トロピカルな魚という感じがする。
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