暑中休暇
しょちゅうきゅうか
名詞
標準
summer vacation
文例 · 用例
ほどなく暑中休暇にはいり、東京から二百里はなれた本州の北端の山の中にある私の生家にかえって、一日一日、庭の栗の木のしたで籐椅子にねそべり、煙草を七十本ずつ吸ってぼんやりくらしていた。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
暑中休暇がすんであたふたと上京したら、馬場の海賊熱はいよいよあがっていて、やがて私にもそのまま感染し、ふたり寄ると触ると Le Pirate についての、はなやかな空想を、いやいや、具体的なプランについて語り合ったのである。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
落第や其の他の事情で土地の学校を出て他所に転校を余儀なくされた彼は、わざわざ、もう暑中休暇も終るといへば、また立つて行くのだ。
— 中原中也 『分らないもの』 青空文庫
剣道場の入口から、時々水を飲みに、剣道用の繻絆姿で現れるのは生徒だが、それは選手だから暑中休暇も帰省しないで道場にゐるといふわけである。
— 〔私が貧乏で〕 『夏』 青空文庫
最近にはまた勉強の活勢力を得るための潜勢力を養うべき「怠け日」であった暑中休暇も廃止されるくらいであるから。
— 寺田寅彦 『雑記(1)』 青空文庫
自分が暑中休暇で帰省する四、五日前、夕飯を持って来た主婦が「わたしこれから出ますが何か御使いはありませぬか」との前置をおいての問わず語りに、その日雪ちゃんはどうかして主婦に叱られ、そのまま家を出てすべて帰って来ぬ故これから心当りへ尋ねて行かねばならぬとの事であった。
— 寺田寅彦 『雪ちゃん』 青空文庫
そのとしの暑中休暇に、故郷へ帰る途中、汽車がそのASという温泉場へも停車したので、私は、とっさの中に覚悟をきめ、飛鳥の如く身を躍らせて下車してしまった。
— 太宰治 『デカダン抗議』 青空文庫
亮の存在が、私の頭の中で著しく鮮明になって来たのは、私が国の中学校を出て高等学校に入学し、年々の暑中休暇に帰省した時分からである。
— 寺田寅彦 『亮の追憶』 青空文庫
作例 · 標準
会社は暑中休暇に入り、社員はそれぞれ旅行に出かけた。
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今年の暑中休暇は、沖縄で過ごす予定だ。
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私は暑中休暇を利用して、実家に帰省した。
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