最貧
さいひん
名詞
標準
文例 · 用例
最貧民街|東端倫敦からの一隊は手押椅子にのつた足無しのリーダーに率ゐられた。
— 岡本かの子 『英国メーデーの記』 青空文庫
試みにその一斑を説明せんに、右の表のうち、最貧民とあるは、私が先に述べた第一の意味の貧乏人であって、すなわち富者に対する貧乏人という意味である。
— 河上肇 『貧乏物語』 青空文庫
一|夕翁の語りけるは、今より四五十年以前吉田の三島郡の内なりほとり大鳥川といふ渓川に夜な/\光りものありとて人|怖て近づくものなかりしに、此川の近所に富長村といふあり、こゝに鍛冶の兄弟あり、ひとりの母を養ふ、家|最貧し。
— 鈴木牧之編撰 『北越雪譜』 青空文庫
ホイップルマンション全体からして、最貧民向けらしく、安いことが一目瞭然だ。
— A Golden Argosy 『玉手箱』 青空文庫
あとは山がち、風光|明媚、最貧国、時々革命の機運に晒される。
— A MUMMER'S THRONE 『道化玉座』 青空文庫
とはいえ、ここは英国の最貧国であった。
— TREGARTHEN'S WIFE 『トリガーセンの妻』 青空文庫