粘質
ねんしつ
名詞
標準
文例 · 用例
柔かい粘質性の美味だ。
— 岡本かの子 『食魔に贈る』 青空文庫
そのあと前庭の小道をゆるやかに進む、するとたまたま粘質土でできていたため痕跡を見るにはうってつけだった。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
雨が降り続けば沼になり、炎天が続くと、粘質壌土は荒壁のように亀裂が立った。
— 佐左木俊郎 『黒い地帯』 青空文庫
粘質壌土ではあり、土鼠穴は十分に塞いだつもりだったので、これ以上は手の下しようが無かった。
— 佐左木俊郎 『黒い地帯』 青空文庫
* 粘質壌土の田圃の一部が掘崩されて、其処に小さな水揚げ水車が拵えられた。
— 佐左木俊郎 『黒い地帯』 青空文庫
もりあがる川面には粘質土壌の色が濃くなっていた。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
暑い湿潤な風土に適し、土壌は粘質で、排水がよければ何処でもよい。
— 林芙美子 『浮雲』 青空文庫
――このコップは、口のまわりだけが粘質硝子で、できているので、こうすると、うまく顔に密着するのだ。
— 海野十三 『地球要塞』 青空文庫