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阿念

阿念
名詞
1
標準
文例 · 用例
阿念といいます、これも私の腹心の者です」 陳は言った。
田中貢太郎 西湖主 青空文庫
やあやあ阿念、御身一本春日殿と手合せ致して見い」 と梵鐘の如き声で末座の一人に※を向けると、はッと答えて潔くそれへ出た一人の修験の門輩、柿色の袖を捲して一礼をなし、「春日殿とやら、大先生のお言葉によってお対手仕る。
吉川英治 剣難女難 青空文庫
「エエエッ」 と阿念は双に開いた足を、ジリジリと詰めて身を伸ばして来た。
吉川英治 剣難女難 青空文庫
新九郎はこの山伏が棒振り芸、何事かあらんと心気を澄ませて片手の木剣に一念こめて、飛鳥の如く手元へ跳り込んだ途端、ピュッと刎ね返って来た金剛杖の陰の横すくい、ぽんと払えば続いて陽に真ッ向う下ろし、はッと身を沈めてガラリと横へ打ち捨てると、弾みを喰った阿念の身がよろりとなった。
吉川英治 剣難女難 青空文庫
「参った」 と阿念はすごすごと退いた。
吉川英治 剣難女難 青空文庫
「いざ――」 と息を計った吉祥房の容子は、前の阿念とは段違いの身ごなし。
吉川英治 剣難女難 青空文庫