雉子
きぎす異読 きぎし
名詞
標準
green pheasant
文例 · 用例
(荷繩を投げよはや荷繩)雉子鳴くなりその雉子、 人なき家の暁を、歩み漁りて叫ぶらし。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 五十篇』 青空文庫
萱の中からは何べんも雉子も飛んだ。
— 宮沢賢治 『或る農学生の日誌』 青空文庫
鐙の雉子のもゝのまがりめ二ツ三ツに張砕けたり。
— 泉鏡太郎 『怪力』 青空文庫
○外濠は神田堀より入りて、右すれば神田橋一ツ橋|雉子橋下を経て俎橋下に至り、いはゆる飯田川となりて堀留に窮まり、左すれば常磐橋その他の下に出づべし。
— 幸田露伴 『水の東京』 青空文庫
たとへばよく雉子や山鳥などが、うしろから『四十雀さん、こんにちは。
— 宮沢賢治 『林の底』 青空文庫
「賢、」 と呼んだ、我ながら雉子のように聞えたので、呟して、もう一度、「賢君、」「は、」 と快活に返事する。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
総六親仁は、最初、この茄子の種を齎らして、背戸へこぼして行ったのは、烏に肖て翼違い、雉子のようでやや小さく、山鳥かと思うと嘴の白い、名を知らぬ、一羽の鳥であったという。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
其うしろ姿は正しく猫、加之も表通りの焼芋商に飼つてある雉子猫だ。
— 岡本綺堂 『雨夜の怪談』 青空文庫
作例 · 標準
早朝の山道で、一羽の雉子が姿を現した。
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雉子の鳴き声が、静かな森に響き渡った。
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保護区では、多くの野生生物が生息しており、雉子もその一つだ。
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