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踏み締める

ふみしめる
動詞
1
標準
文例 · 用例
」と、市郎は更に右の足を踏み締めると、足の下は意外に柔かであった。
岡本綺堂 飛騨の怪談 青空文庫
自分の考えを踏み締めるように両手を背後に組んで、一足一足に力を入れて、大|卓子と大|暖炉の間の狭いリノリウムの上を往復し初めた。
夢野久作 ドグラ・マグラ 青空文庫
」 とその女は、よろめく足を踏み締めると、扇女の前へ突立った。
国枝史郎 前記天満焼 青空文庫
引き擦るでもなし踏み締めるでもなし、カランコロンと石だたみの上で鳴る足駄の音で、先生の歩き方には一種独特の調子がありました。
上村松園 絹と紙の話と師弟の間柄の話 青空文庫
塾の先輩の誰彼となると、それこそ跫音まで先生に似てる、ということを感じたことがありますが、跫音が似てると申しますのは歩きつきが似てるからで、引き擦るでもない踏み締めるでもない栖鳳先生独特の歩きつきが、いつの間にか弟子に感染してるのです。
上村松園 絹と紙の話と師弟の間柄の話 青空文庫
長合羽の用意と、傘履物」 主膳は立ち上って、「刀……」と言って、よろよろとした足許を踏み締めると、女中が常の差料を取って恭しく差出しました。
お銀様の巻 大菩薩峠 青空文庫
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