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手間賃

てまちん
名詞
1
標準
payment (for labour)
文例 · 用例
誰れにも区別なく麦を添加するのは、中に米ばかりを食って麦を食わない者が出来るのを妨ぐためではあろうが、畑からとれた麦を持っている農民が、その麦を売って、又麦を買うということは、中間商人に手間賃を稼がせるばかりで、いずれの農家でも頗る評判が悪かった。
黒島傳治 外米と農民 青空文庫
この頃の相場では、妾奉公をしても月一両の給金はむずかしいのに、別になにをするでも無しに、美しい着物を着せられて、旨いものを食わされて、一日一両の手間賃になる。
奥女中 半七捕物帳 青空文庫
そのころ彼女たちは一家|挙って、蝙蝠傘の袋や子供洋服や手袋などのミシンかけを内職にしていたが、手間賃が安いので口に追っつけず、大きい方の娘たちは空腹をかかえてしばしば夜明しで働かなければならなかった。
徳田秋声 縮図 青空文庫
六 銀子はクリスチャンであったその家庭で日常を躾けられ、多勢の兄弟子に交じって、皮を裁つことや縫うことを覚え、間もなく手間賃をもらい、家の暮しを助けることができたが、やがて彼女の細腕では持ちきれない時が来た。
徳田秋声 縮図 青空文庫
金魚の餌を貰いに来た女中は、「職人の手間賃が廉くなったので普請は今のうちだと旦那様はおっしゃるんだそうです」といった。
岡本かの子 金魚撩乱 青空文庫
いい加減につき合って手間賃の分配にあずかろうとしていただけであったのだが、青砥は岸に焚火して赤鬼の如く顔をほてらし、眼をむいて人足どもを監視し、それ左、それ右、とわめき散らすので、どうにも、うるさくてかなわない。
太宰治 新釈諸国噺 青空文庫
何か、自分に此の天守の主人から、手間賃の前借をして居つて、其の借を返す羽目を、投遣りに怠惰を遣り、格合な折から、少いものを煽り立つて、身代りに働かせやう気かも計られぬ。
泉鏡太郎 神鑿 青空文庫
勘次は開墾の手間賃を比較的餘計に與へられる代りには櫟の根は一つも運ばない筈であつた。
長塚節 青空文庫
作例 · 標準
友人の引っ越しを手伝ったら、手間賃として食事をご馳走してくれた。
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彼女は内職で、細かな作業の手間賃を稼いでいる。
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手間賃は安いが、経験を積むためにこの仕事を引き受けた。
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