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鈍ら

なまくら
形容動詞頻度ランク #33882 · 青空 0
1
標準
blunt (e.g. sword)
文例 · 用例
例へば日々報道される様々な事件が、昔人間の数の少なかつた時よりも、人の感動を鈍らせ易いものだといふことが云へるとしても、而も芸術とはさういふ事情の問題ではなくして、さういふ事情の中にあつても猶感動する人がゐたら、その人が感動した感動に基因して表現するに到る所のものである。
中原中也 詩壇への願ひ 青空文庫
懐疑、躊躇、不信、探りごころ――こういう寒雲の翳は、冥通の取持つ善鬼たちが特に働きを鈍らす妨げのものであった。
岡本かの子 富士 青空文庫
身近い人であればあるほどその追憶の荷はあまりに重くて取り上げようとする筆の運びを鈍らせる。
寺田寅彦 備忘録 青空文庫
血液鬱滯は姑らく論ぜず、すべて適度の血量増加、即ち血壓増加は、心理に於ける陽性作用を致し、感情に於ては愉快怡和亢奮を現はし、理性に於ても同じく其の影響を被るに相違無いが、感情亢昇の爲に掩はれて、卻て聊か其の働が鈍らされるが如き觀を呈するに至る。
幸田露伴 努力論 青空文庫
なるほど、性行なども愚鈍らしく、言葉でも「そうした、もので、しょうなあ、」などと一語一語ゆっくりと自分の今の発音を自分の耳で確かめてから次の発音をするように続けて行く。
中島敦 狼疾記 青空文庫
まあ三年の間失踪しても、腕は鈍らないつもりだがね」 こう云われて私は、窓の方に進み寄ってお馴染の窓を見やった。
コナン・ドイル 空家の冒険 青空文庫
それと同じ道理で深くえぐつた捜索法は人の思量を鈍らせて混雑させる。
THE MURDERS IN THE RUE MORGUE 病院横町の殺人犯 青空文庫
だが七十になる父と喧嘩をすることも出來ず、自分の從來の失策も段々と自分の我を鈍らして到頭僕を下落さしてしまつたのだ。
長塚節 開業醫 青空文庫
作例 · 標準
何年も手入れをせずに放置していた包丁は、すっかり鈍らになっていてトマトさえ切れない。
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「こんな鈍ら刀では、戦場では命取りになるぞ」と、剣術の師範に厳しく叱責された。
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せっかくの名刀も、使い手が悪ければただの鈍らと同じだと彼は自嘲気味に笑った。
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2
標準
lazy
作例 · 標準
彼はすっかり鈍らになってしまい、一日中ソファでテレビを眺めて過ごしている。
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「最近の若い者は鈍らだ」とぼやく上司も、実は自分自身が一番仕事を怠けている。
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厳しい修行を終えて里に帰った彼は、平和な生活に馴染むうちに鈍らな性格へと戻っていった。
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