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熱臭い

ねつくさい
形容詞
1
標準
warm (esp. from the fever of a sick person)
文例 · 用例
病人は、海にむかって硝子戸を立てめぐらした座敷で、熱臭い蒲団に落ち込んだ胸をくるんで、潮風の湿気のために白く錆びついた天井を見つめた儘、空咳をせきながら、幸子の心づくしに堪能していたが、それでも覚束ない程感動し易くなっていたので、時々幸子を手古摺らせた。
渡辺温 勝敗 青空文庫
丸谷君が來てくれて筆をとつてやるから言へ、と言ふのでちよつとこれ丈け熱臭い口からしやべつた。
石川啄木 郁雨に與ふ 青空文庫
杉本さんが、時子の熱臭いやうな一種の妙な臭のする、小さな垢じみた身体を、金盥に持って来た熱いお湯でふき初めると、朝子はつく/″\と我子のやせてあさ黒い、あかの浮いてる身体を見つめた。
素木しづ 秋は淋しい 青空文庫
下女が来て、だいぶ部屋の中が熱臭いと言った。
夏目漱石 三四郎 青空文庫
その間も母の熱臭いのがやはり彼には不快だった。
芥川龍之介 お律と子等と 青空文庫
下女が来て、大分部屋の中が熱臭いと云つた。
夏目金之助 三四郎 青空文庫
その夜は二人とも、熱臭い子供の枕許に集って、一晩中寝ずにも看護をしようとした。
島崎藤村 家(上巻) 青空文庫
ついで、暗い熱臭い室の中でうめいている周蔵の、黄色い眼付が目に浮び、うなり声が聞えるようだ……私は、また駆け足を始めた。
小川未明 黄色い晩 青空文庫
作例 · 標準
病人の寝室は、なんとなく熱臭い匂いがする。
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熱臭い空気を感じ、私は彼の額に手を当てた。
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閉め切った部屋には、一晩中熱臭い空気がこもっていた。
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熱臭い(ねつくさい) — 幻辞.com