杉板
すぎいた
名詞
標準
cedar board
文例 · 用例
鼠股引氏は早速にその球を受取って、懐紙で土を拭って、取出した小短冊形の杉板の焼味噌にそれを突掛けて喫べて、余りの半盃を嚥んだ。
— 幸田露伴 『野道』 青空文庫
そこには見馴れた古い「味噌溜」の板看板はなくなり、代りに、まだ新しい杉板に「※味噌|醤油製造販売店」と書いたのが掲げられてあった。
— 新美南吉 『最後の胡弓弾き』 青空文庫
其所は半分から下に樺色をした杉板をそのまま張り、上には白い壁紙を貼つてあつた。
— 田中貢太郎 『蛾』 青空文庫
其所には樺色の杉板に背を凭せるやうにして二人の客が話してゐた。
— 田中貢太郎 『蛾』 青空文庫
車に乘せる肥桶は擔ひ桶よりは少し丈が小さく、近頃は昔より一層小さくなり、杉板の厚みは薄くなり、洗つて乾してでもおけばとても肥桶なんぞとは見えない綺麗作りになつた。
— 島木健作 『續生活の探求』 青空文庫
桶の側を成してゐる杉板を貫いてゐる圓い穴なのであつた。
— 島木健作 『續生活の探求』 青空文庫
昔から見ればずつと薄くなつた杉板から出來てゐる桶の側にはたやすく穴があく。
— 島木健作 『續生活の探求』 青空文庫
また鉢を置くべき台につきても、紫檀黒檀の上等なる台のみには限る間敷、これも粗末なる杉板の台にてもよく、または有合せのガラクタ道具を利用したるもよく、または天然の木の根石ころなどの上に据ゑたるも面白き場合多かるべく候。
— 正岡子規 『病牀六尺』 青空文庫
作例 · 標準
ログハウスの壁一面に香りの良い杉板を張り、温かみのある空間を作った。
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日曜大工で、ホームセンターで購入した杉板を使って本棚を自作した。
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杉板の表面を焼き、耐久性を高めた「焼杉」は、伝統的な外壁材として知られている。
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