色粉
いろこ
名詞
標準
文例 · 用例
ほら、これを御覧なさい」 喬介が、瓦斯注入口の金具、弁、新しく発見された首飾の三点に、先程の「灰色粉」を振り掛けて刷毛で払うと、三点共に同じ様な幾つかの指紋が、見る見る検出されて来た。
— 大阪圭吉 『デパートの絞刑吏』 青空文庫
博士は先ず靴箆を実験台の上に置いて、指紋の部分に黒色粉末を塗り、隆線を黒く染めてから、窓の紐を引いて厚い黒繻子のカーテンを閉め、部屋を暗室にすると、幻燈内の電燈を点火し、靴箆を器械に挿入して、ピントを合せた。
— 江戸川乱歩 『悪魔の紋章』 青空文庫