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飯盛

いいもり
名詞
1
標準
文例 · 用例
〔僧の妻面膨れたる〕僧の妻面膨れたる、      飯盛りし仏器さゝげくる。
宮沢賢治 文語詩稿 五十篇 青空文庫
部屋の中を掃除していた他吉は、飛んで来て、しゃもじを奪い御飯を仏壇の飯盛りにうつした。
織田作之助 わが町 青空文庫
朽ちた露地板は気前を見せて、お孝が懐中で敷直しても、飯盛さえ陣屋ぐらいは傾けると云うのに、芸者だものを、と口惜がっても、狭い露地は広くならぬ。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
稗黍の葉を吹く風もやや涼しく、熔岩とともにころがった南瓜の縁に、小休みの土地のもの二三人、焼土の通り径を見ながら、飯盛の彼女は、赤い襦袢を新しく買った。
泉鏡花 雪柳 青空文庫
反歌米を買へば金は忘れて金を置けばまたも忘れつこれの米の玉犬と鴉一犬の子に白き飯皿、子鴉に青き飯皿、朝夕に同じ飯盛り、おのがじじ食せよと呼べば、犬の子は己が飯惜しと、子鴉は己が飯惜しと、犬の子は子鴉が飯、子鴉は犬の子が飯、ひたぶるに奪ひ取らむと、ひたぶるに盗み食さむと、ただ啼きつ吼えつ噛みつす。
北原白秋 雀の卵 青空文庫
犬と鴉一犬の子に白き飯皿、子鴉に青き飯皿、朝夕に同じ飯盛り、おのがじじ食せよと呼べば、犬の子は己が飯惜しと、子鴉は己が飯惜しと、犬の子は子鴉が飯、子鴉は犬の子が飯、ひたぶるに奪ひ取らむと、ひたぶるに盗み食さむと、ただ啼きつ吼えつ噛みつす。
北原白秋 観相の秋 青空文庫
飯盛山福泉寺(解秋和尚主董、鍋島家旧別邸)山をそのまゝの庭、茅葺の本堂書院庫裏、かすかな水の音、梅の一二本、海まで見える。
種田山頭火 行乞記 青空文庫
飯盛|颪に吹き流される雲が、枯草が、蕭条として彼等の網膜に写し出され、捉える事の出来ない絶望感が全身的に灼きついて来たのであろう。
菊池寛 四条畷の戦 青空文庫
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飯盛(いいもり、いさかり、いさがい、はんせい、めしもり)

出典: 飯盛 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0