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伏せ籠

ふせご異読 ふせかご
名詞
1
標準
frame for drying or perfuming clothes (oft. made out of bamboo)
文例 · 用例
「卵の雛が孵りましたのです」 と、私たちに告げると、ほく/\して「ちょっと失礼さして頂きます」と言い捨てさま、風呂敷を布くやら伏せ籠を用意するやらして、抽出しの中の雛子を外に移し出すのを、葛岡も面白がって手伝いまして、どうやら台所の土間の伏籠の中に雛子を納めました。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
男のひとりは伏せ籠を持って来て、暴れ狂う鶏をどうにか斯うにか押し込んだが、かれはその籠を破ろうとするように、激しく羽搏きして暴れ狂っていた。
大森の鶏 半七捕物帳 青空文庫
半七も無言で眺めていると、鶏は伏せ籠のなかで暴れ狂いながら、無理にあき地の方へ押しやられて行った。
大森の鶏 半七捕物帳 青空文庫
花人を棹に堰き舟出でにけり  みどり女伏せ籠の雛にかゞみぬ花吹雪  同 花見の人を乗りこぼれるほどのせた渡舟が、尚も乗りこまんとひしめく岸の群衆を、棹で堰きとめ残したまま漕ぎ出てしまったという、目に見る如き面白さ。
杉田久女 桜花を詠める句 青空文庫
伏せ籠のひよこを見つつかがんでいると花吹雪が降って、忽ちにあたりの大地も籠も、みている人も花片をあびてしまった光景。
杉田久女 桜花を詠める句 青空文庫
落ちるのをふせごうとして手をばたばたやった。
宮本百合子 古き小画 青空文庫
川岸から南のほうの沼にいたるあいだの細道に、防壁をきずいて、ここにドノバンらの鉄砲の名手を伏兵させ、悪漢どもがこの方面からくるのを、ふせごうと思ったからである。
佐藤紅緑 少年連盟 青空文庫
(すこしばかり手をバタバタさせて相手をふせごうとするが、ひとたまりもなくしめあげられ、顔が土気色になって来る)村子 なにょ、すんのよ?
三好十郎 胎内 青空文庫
作例 · 標準
平安時代の貴族たちは、香炉の上に伏せ籠を置き、着物に好みの香りを焚きしめていたそうだ。
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雨が続いて洗濯物が乾かないので、火鉢の上に伏せ籠を被せて手拭いを干しておいた。
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源氏物語の絵巻物には、美しい御簾の奥で伏せ籠に衣を掛けている女房の姿が描かれている。
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2
標準
coop
作例 · 標準
庭先の伏せ籠の中で、新しく買ってきたヒヨコたちがピヨピヨと鳴きながら身を寄せ合っている。
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イタチに狙われないよう、夜間はニワトリたちを頑丈な伏せ籠の中にしっかりと入れておく。
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お祭りの屋台でヒヨコ釣りを見かけ、竹で編まれた小さな伏せ籠に入った姿が懐かしかった。
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