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崩れ去る

くずれさる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
1
標準
to crumble away
文例 · 用例
ちょうど崩れやすい砂の斜面に立つ旅人の足もとが一足ごとに崩れ去るようだ。
中島敦 悟浄出世 青空文庫
彼等が表現に役立てた材料は粗雑なものであるが故に、やがては古い皮袋のように崩れ去るだろうけれども、そのあとには必ず不思議な愛の作用が残る。
有島武郎 惜みなく愛は奪う 青空文庫
それはやがて來る嚴なるものゝ前に、いかに造作なく崩れ去るものであらうとも、いろいろな色に塗られた積木を、弄ぶとは知らずに幼い建築を企てる子供のやうに、私はやつぱりとかくこの胸に不思議なやうな樓閣を築いたりしてゐる。
水野仙子 青空文庫
わしの最後の一線が崩れ去るのだ。
海野十三 鞄らしくない鞄 青空文庫
堤防といっても名ばかりのところが多く、腐蝕土を数尺積んだというくらいが普通なので、少し水が出ると、数時間のうちに、崩れ去ることが多い。
中谷宇吉郎 異魚 青空文庫
にもかかわらずそこに浅薄な写実やあらわな不自然が認められると、その像の神々しさも美しさもことごとく崩れ去るように感ずる。
和辻哲郎 古寺巡礼 青空文庫
また、われわれはそんなにしずかにうやうやしく水を徒渉し、あるいはそんなに滑らかに漕ぎ合せたので、思想の魚は、流れからおびえて逃げることなく、また岸の釣りびとを恐れないで、西の空にただよう雲のように、そこでできあがりまた崩れ去ることのある真珠母の群のように、悠々と去来した。
WALDEN, OR LIFE IN THE WOODS 森の生活――ウォールデン―― 青空文庫
ぜひなく米友は、道しるべの蔭にいよいよ蹲って、ともかく、この人波の停滞が崩れ去るのを待って、おもむろに身の振り方をつけようと覚悟しました。
流転の巻 大菩薩峠 青空文庫
作例 · 標準
彼の築き上げてきた信頼は、たった一つの過ちで瞬く間に崩れ去った
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夢に見ていた理想の生活は、現実の厳しさの前にもろくも崩れ去った
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長年の努力が、台風によって一晩で全て崩れ去ってしまった。
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崩れ去る(くずれさる) — 幻辞.com