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火袋

ひぶくろ
名詞
1
標準
fire box in traditional Japanese lantern
文例 · 用例
これで思い出したのは、関東大震災のすぐあとで小田原の被害を見て歩いたとき、とある海岸の小祠で、珍しく倒れないでちゃんとして直立している一対の石燈籠を発見して、どうも不思議だと思ってよく調べてみたら、台石から火袋を貫いて笠石まで達する鉄の大きな心棒がはいっていた。
寺田寅彦 静岡地震被害見学記 青空文庫
その形は雪見灯籠のごとくにして、その火袋に直径六寸余の円き穴がある。
井上円了 迷信と宗教 青空文庫
壊しては大変と大心配の末やっと掘り起し、運搬のため笠石をはずすと火袋(胴石)の中に木彫の地蔵尊、たぶん六体らしいが、ぼろぼろで拝見不可能、そのままそーッとお練りで運んだ。
山本笑月 明治世相百話 青空文庫
一つの花の香ひと云つても、それは幾つかの香ひが調合されて、えならぬ一つの香ひぶくろを膨らませてゐるのだ。
北原白秋 香ひの狩猟者 青空文庫
作例 · 標準
盆提灯の火袋に描かれた美しい秋草の模様が、周囲を優しく照らしている。
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灯籠の火袋から漏れる光が、夜の庭園を幻想的な雰囲に変えた。
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経年劣化で火袋の紙が破れてしまったので、新しいものに張り替えることにした。
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