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人声

ひとごえ
名詞
1
標準
human voice
文例 · 用例
台所に杯盤の音、戸口に見送りの人声、はや出立たんと吸物の前にすわれば床の間の三宝に枳殻飾りし親の情先ず有難く、この枳殻誤って足にかけたれば取りかえてよと云う人の情もうれし。
寺田寅彦 東上記 青空文庫
私は吉田口の五合目に一泊したが、夜中絶えず、人声と鈴音がする。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
それでこの録音ならびに発音器械の不完全を利用して、近いピストルを遠く聞かせたり、人声を井戸の底から響くように聞かせたりすることも可能になるわけである。
寺田寅彦 耳と目 青空文庫
人声かけあいて登るに道けわしければ汗は滝なして降る。
伊藤左千夫 滝見の旅 青空文庫
丘の下でどっか人声がするようだった。
黒島伝治 渦巻ける烏の群 青空文庫
日暮れて間もなきに問屋三軒皆な戸ざして人影絶え人声なし。
国木田独歩 源おじ 青空文庫
室の入口の外の廊下には色々の人声がしていた、長岡先生のいつものような元気のいい改まった言葉も聞えた、真鍋さんが何か云うと佐野さんの愉快そうに笑う声も聞えた。
寺田寅彦 病中記 青空文庫
そして、四五人の人声が伝って来た。
黒島傳治 土鼠と落盤 青空文庫
作例 · 標準
山の静寂を破るように、遠くから微かな人声が聞こえてきた。
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祭りの会場に近づくにつれ、ざわめきと人声が混ざり合って大きくなる。
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誰もいないはずの廃屋から人声がした気がして、私は思わず足をとめた。
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