色差し
いろさし
名詞
標準
文例 · 用例
よく瞳を定めて見ると、大きいばかりでなく、色差しも何だかいつもとは違う。
— 宮本百合子 『三郎爺』 青空文庫
色差しの模様染との意であります。
— 柳宗悦 『手仕事の日本』 青空文庫
軸白くして薄紅の色さしたると、樺色なると、また黄なると、三ツ五ツはあらむ、芝茸はわれ取って捨てぬ。
— 泉鏡花 『清心庵』 青空文庫
酒の廻りしため面に紅色さしたるが、一体|醜からぬ上|年齢も葉桜の匂無くなりしというまでならねば、女振り十段も先刻より上りて婀娜ッぽいいい年増なり。
— 幸田露伴 『貧乏』 青空文庫
』『お前さんの、顔の色さしがいけません、もっと明るいところへおいでなさい』『ずいぶん明るいじゃありませんか』『自分で、自分の顔がわかりますか?
— みちりやの巻 『大菩薩峠』 青空文庫
今まで米友を見かけて口説いていた眼と口とが、忙がわしく前方へ活動をして、面の色さしまで変ったのは挙動が甚だ不審です。
— 椰子林の巻 『大菩薩峠』 青空文庫