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粕漬け

かすづけ
名詞
1
標準
fish or vegetables pickled in sake lees
文例 · 用例
もしあの時空腹のまま、畢波羅樹下に坐っていられたら、第六天の魔王|波旬は、三人の魔女なぞを遣すよりも、六牙象王の味噌漬けだの、天竜八部の粕漬けだの、天竺の珍味を降らせたかも知らぬ。
芥川龍之介 俊寛 青空文庫
だから味噌漬けや粕漬けは、ほんとうに数の子の美味さを知る者は決してよろこばない。
北大路魯山人 数の子は音を食うもの 青空文庫
藩では姿のよいものを選んで、焼干しにしたり粕漬けにしたりして、将軍家へ献上し、また幕府閣老に贈って好評を得ている、などということであった。
山本周五郎 若き日の摂津守 青空文庫
作例 · 標準
銀だらの粕漬けは、焼くと酒粕の芳醇な香りがふわりと立ち、脂の乗った身の旨みが引き立つ一品だ。
自家製の野菜を粕漬けにする際は、水分をよく拭き取ってから漬け込むのが、保存性を高め味をぼやけさせないコツである。
「まあ、この粕漬けは味がよく染みていて美味しいわね」と、母は自慢の瓜の漬物を食卓に並べた。
奈良漬は、塩漬けした野菜を何度も新しい酒粕に漬け替えることで、独特の深い琥珀色と風味が生まれる伝統的な粕漬けだ。