広告ビラ
こうこくびら
名詞
標準
advertising leaflet
文例 · 用例
どうせ文楽の広告ビラだろうくらいに思い、懐手を出すのも面倒くさく、そのまま行き過ぎようとして、ひょいと顔を見ると、平べったい貧相な輪郭へもって来て、頬骨だけがいやに高く張り、ぎょろぎょろ目玉をひからせているところはざらに見受けられる顔ではない――すぐお前だとわかった。
— 織田作之助 『勧善懲悪』 青空文庫
新薬の広告ビラを板の上に綴じ付けて、会計簿の上にキチンと置くと、ホッと溜息をしながら眼をあげて、正面の薬戸棚の間に懸かっている大きなボンボン時計を見た。
— 夢野久作 『復讐』 青空文庫
アップル※が発表され、数多くのホラ吹きどもが講演者となってパーソナルコンピューターの未来にかける夢を思うままに語り、十代も半ばの小僧が紙テープに記録したソフトウエアを売り、山と詰まれた広告ビラがバタバタとはけていく先駆者達の祭りで、古川は完全に熱に浮かされた。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
路面には少しの塵芥もなかつた、連日の降雨に奇麗に洗ひ流されたのだらう、数枚の広告ビラらしい小さな紙片が散らばつてゐたが。
— 小説 『小熊秀雄全集−15−』 青空文庫
私はその靴の先で、降雨の中の広告ビラの一枚を蹴つて見た。
— 小説 『小熊秀雄全集−15−』 青空文庫
その時私は広告ビラを心から憎んだ、そしてまた人間の顔を掩ふほどの馬鹿気て大きなビラの注文主を憎み、風の日のそのビラの撒布者をも憎んだことがあつた、いままた都会の舗石道で、同じやうなビラで靴を噛まれたのであつた。
— 小説 『小熊秀雄全集−15−』 青空文庫
――例えば、この広告ビラは、小門の方を向いた庭下駄の跡に踏みつけられているのだから、庭下駄の主が庭の植込から出て来て、この小門を脱け出て行く際に踏みつけられたものに違いない。
— 大阪圭吉 『石塀幽霊』 青空文庫
そして勝手口の例の場所で、先刻の女中に立会って貰うと、庭下駄の跡に踏みつけられた広告ビラの前へ屈み込んで、もう一度改めて考えはじめた。
— 大阪圭吉 『石塀幽霊』 青空文庫
作例 · 標準
ポストの中に、近所に新しくオープンしたスーパーの広告ビラが入っていた。
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駅前で配られている広告ビラを何気なく受け取ると、そこには魅力的なセール情報が載っていた。
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手作りの広告ビラを作成し、近隣の住宅街にポスティングして回る。
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