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献的

こんてき
名詞
1
標準
文例 · 用例
風雅という文字の文献的起原は何であろうとも、日本古来のいわゆる風雅の精神の根本的要素は、心の拘束されない自由な状態であると思われる。
寺田寅彦 俳諧の本質的概論 青空文庫
目下研究の学問に対してもっとも興味ある材料を給与する貢献的事業になる。
夏目漱石 趣味の遺伝 青空文庫
ねえ熊城君、中世非文献的史詩と殺人事件との関係を、ここで充分|咀嚼してもらいたいと思うのだよ」「フン、まだあるのか」と熊城は、唾で濡れた莨とともに、吐き出すように云った。
小栗虫太郎 黒死館殺人事件 青空文庫
献的にみれば不十分であろうし、文芸史としても、もとより完璧ではないけれども、近代日本の社会が辿って来た精神の幾山河と、そこに絡む婦人作家の運命について或る概観はつかむことが出来た。
宮本百合子 婦人と文学 青空文庫
このことが一九四六年からのち、一時プロレタリア文学に対する過小評価の論を流行させる原因の一つとなり、その文献的欠陥となっている。
――いかに生きるかの問題―― 人間性・政治・文学(1) 青空文庫
文学精神の伝統ということ、それなども明治文学の文献的研究では語りつくされません。
一九四三年(昭和十八年) 獄中への手紙 青空文庫
訳者富野敬照氏は日本の上代の歴史との連関においても『母権論』の古典的文献的価値を認めて居られる。
――バッハオーフェン『母権論』富野敬照氏訳―― 先駆的な古典として 青空文庫
次の例は、大和に於ける地名例が文献的には一番古いが、山城或は其他の各地にも、或は又普通名詞のやうにも使はれて居るものに、傍丘(又、片岡。
折口信夫 熟語構成法から観察した語根論の断簡 青空文庫