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樸直

ぼくちょく
名詞
1
標準
文例 · 用例
丘福は謀画の才張玉に及ばずと雖も、樸直猛勇、深く敵陣に入りて敢戦死闘し、戦終って功を献ずるや必ず人に後る。
幸田露伴 運命 青空文庫
主人も我が樸直なるをや喜びけん、書を取りて我にわたしていふやう。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
然し乍ら、君の天稟の樸直と意識せざる品位の貴さとが、日を追うて君自身を洗練し浄化して来たのである。
愛の詩集のはじめに 愛の詩集 青空文庫
が、聞く所によれば風俗の頗る淳朴な所で、職員生徒悉く上代樸直の気風を帯びて居るさうである。
夏目金之助 坊っちやん 青空文庫
が、聞くところによれば風俗のすこぶる淳朴な所で、職員生徒ことごとく上代樸直の気風を帯びているそうである。
夏目漱石 坊っちゃん 青空文庫
栄玄は樸直な人であったが、往々性癖のために言行の規矩を踰ゆるを見た。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
文蔵はその樸直なのを愛して、津軽家に薦めて足軽にしてもらった。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
人としての彼は「エスイタ教徒の愛嬌と、ストイック派の樸直と、直進的な気性」とを持っていたと言わるるが、当時の日本人が恐れるところを利用することにかけては全く無遠慮なアメリカ人であった。
第二部上 夜明け前 青空文庫