屠蘇
とそ
名詞頻度ランク #34012 · 青空 186 例
標準
spiced sake (served at New Year's)
文例 · 用例
以上は新春の屠蘇機嫌からいささか脱線したような気味ではあるが、昨年中頻発した天災を想うにつけても、改まる年の初めの今日の日に向後百年の将来のため災害防禦に関する一学究の痴人の夢のような無理な望みを腹一杯に述べてみるのも無用ではないであろうと思った次第である。
— 寺田寅彦 『新春偶語』 青空文庫
もし当りさわりがあったら勝手ながら屠蘇のせいと見遁してもらいたい。
— 寺田寅彦 『新春偶語』 青空文庫
この屠蘇の盃が往々甚だしく多量の塵埃を被っていることがある。
— 寺田寅彦 『新年雑俎』 青空文庫
尤も屠蘇そのものが既に塵埃の集塊のようなものかもしれないが、正月の引盃の朱漆の面に膠着した塵はこれとは性質がちがい、また附着した菌の数も相当に多そうである。
— 寺田寅彦 『新年雑俎』 青空文庫
屠蘇と一緒に出される吸物も案外に厄介なものである。
— 寺田寅彦 『新年雑俎』 青空文庫
例えば一軒の家庭に在っては、主人が正月、家族一同に屠蘇の盃を与える場合であります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
三つうけて屠蘇を祝ふ。
— 泉鏡太郎 『熱海の春』 青空文庫
歯朶活けて五十二の春を迎へた お屠蘇は緑平老から、数の子は元寛坊から、餅は樹明居から頂戴した。
— 種田山頭火 『雑記』 青空文庫
ウィキペディア
屠蘇(とそ)または、お屠蘇(おとそ)とは、一年間の邪気を払い長寿を願って正月に呑む縁起物の酒であり風習である。
出典: 屠蘇 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0