端たない
はしたない
形容詞
標準
improper
文例 · 用例
といふのは、その頃は女形のつつましい口からは、尻といふやうな端たない言葉は夢にも言つてはならない事になつてゐた。
— 大正七(一九一八)年 『茶話』 青空文庫
けれども、冷静そのもののような彼が、どうしてどうしてさように、端たない振舞を演じようとは思われぬのである。
— 小栗虫太郎 『オフェリヤ殺し』 青空文庫
その厳しいお躾けを学衆の中には迷惑がる者もおりまして、今義堂などと嘲弄まじりに端たない陰口を利く衆もありましたが、御自身を律せられますことも洵にお厳しく、十七年のあいだ嘗てお脇を席におつけ遊ばした事がなかったと申します。
— 神西清 『雪の宿り』 青空文庫
その厳しいお躾けを学衆の中には迷惑がる者もをりまして、今義堂などと嘲弄まじりに端たない陰口を利く衆もありましたが、御自身を律せられますことも洵にお厳しく、十七年のあひだ嘗てお脇を席におつけ遊ばした事がなかつたと申します。
— 神西清 『雪の宿り』 青空文庫
その刻限まで、寢もやらずに待つて居た平次は、此の時ばかりは冗談を言ふ餘裕もなく、飛出しざま、「八、歸つて來たか」 手を取つて引上げぬばかり、後ではさすがに端たないと氣が付いたか、女房のお靜が持つて來た手燭の灯の中に苦笑して居ります。
— 彦徳の面 『錢形平次捕物控』 青空文庫
頬の堅さがほぐれて、自分の端たない樣子を耻ぢるやうに前褄を合せたりしました。
— 買つた遺書 『錢形平次捕物控』 青空文庫
頬の堅さがほぐれて、自分の端たない様子を恥じるように前褄を合せたりしました。
— 買った遺書 『銭形平次捕物控』 青空文庫
下町育ちで、言葉使いは少し端たない代り、天成の輝やく美貌に、愛嬌は溢るるばかり、一と月足らずのうちに、屋敷中の者から豊、豊と眼を掛けられるようになりました。
— 野村胡堂 『礫心中』 青空文庫
作例 · 標準
公の場でそのような端たない(はしたない)言葉遣いは慎むべきだ。
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彼の振る舞いは、紳士としてはあまりにも端たない(はしたない)ものだった。
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TPOをわきまえず、端たない(はしたない)言動をとることは、周囲に不快感を与える。
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