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揺蕩う

たゆたう
動詞-五段-ウ行動詞-自動詞
1
標準
to sway to and fro
文例 · 用例
」 ほとんど一里も先と思はれるほどの遠方、幽潭の底を覗いた時のやうな何やら朦朧と烟つてたゆたうてゐるあたりに、小さな純白の水中花みたいなものが見える。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
後の戸を締め、モデルを見てたゆたう
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 家常茶飯 青空文庫
(日は八分通り暮れ、園の奥や、墻壁の腰に薄墨を溶かしたような闇がたゆたう
岡本かの子 阿難と呪術師の娘 青空文庫
相模伊豆の国ざかひに、感じ易いものの姿で蒼くたゆたうてゐるさまが、毎度の事でございますが、不思議なくらゐそのまんま出てゐるやうに思はれます。
太宰治 右大臣実朝 青空文庫
私は、私と小間使がとり交す言葉の凡てが、眼にこそ見えないが、眼に映る凡ゆる物象と同様に、あれらの転生宗教家連が信ずる如く夫々命を持つてたゆたうてゐると思はれた。
牧野信一 天狗洞食客記 青空文庫
」 医師は、手早くその用意をしてしまふと、今肉体を去らうとして、たゆたうてゐる魂を、呼び返すために、巧みに注射針を操つて、一筒のカンフルを体内に注いだ。
菊池寛 真珠夫人 青空文庫
象牙のやうな厚ぽつたい幾つかの花弁のなかで、あるかなきかに波立つてゐる花の動悸が、私にもかすかに感じられ、ほのかに匂ふ花の息ざしが、ひとすぢの香の煙のやうに私の顔にたゆたうて来た。
薄田泣菫 独楽園 青空文庫
最後に桶を傾けた時、彼の期待に輝いた眼は、柄杓の中に流れ込まうとしてゐる殘り少くなつた水に、危ふく一緒に流されさうになり、流されまいとしてたゆたうてゐる一つの黒い小豆粒大のものを見た。
島木健作 續生活の探求 青空文庫
作例 · 標準
水面に映る月が、風に揺蕩うように見えた。
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船は波に揺蕩いながら、ゆっくりと港へ向かった。
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彼女の髪は、まるで水草のようにゆらゆらと揺蕩っていた。
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2
標準
to be fickle
作例 · 標準
彼の気持ちは揺蕩い、なかなか決断できなかった。
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恋に揺蕩う乙女心は、まるで春の風のようだ。
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どの道を選ぶべきか、私の心は揺蕩っていた。
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