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嶂壁

嶂壁
名詞
1
標準
文例 · 用例
後ろより右へかけたる嶂壁を禊岩といふ。
大町桂月 妙義山の五日 青空文庫
後ろを顧みれば、禊岩も見え、それの上の同じ方向に、一大嶂壁あり。
大町桂月 妙義山の五日 青空文庫
前を見れば、嶂壁の間、巨巖ありて、勢、飛ばむと欲す。
大町桂月 妙義山の五日 青空文庫
八合目ぐらゐより嶂壁突つ立ちて、前より上るに由なし。
大町桂月 妙義山の五日 青空文庫
約二千六百四十米突の辺から、三丁余の残雪、雪上では道がはかどらねば、左ん手の嶂壁の下に沿うて登る、この雪が終ると、峡谷が四岐する、向って左から二番目がよい、午前十時五十分、約二千八百四十米突の山脊つく。
鵜殿正雄 穂高岳槍ヶ岳縦走記 青空文庫
先ずこの右側を廻り、次に左側に向って大嶂壁の下を通り抜ける、今度は「廻れ右」して、この嶂壁の中間にある幾条かの割目を探り、岩角に咬りついて登るのだ。
鵜殿正雄 穂高岳槍ヶ岳縦走記 青空文庫
右手嶂壁の下には、数丁にわたる残雪、本年は焼岳の火山灰が、東北地方に降下したから、穂槍及び常念山塊の残雪は、例年に比し、甚だ少ないとの事だ、よく見ると鼠黒い灰が一面にある。
鵜殿正雄 穂高岳槍ヶ岳縦走記 青空文庫
流れの末には、黒部の大深谷を隔てて、滝倉から劔、立山の列嶂壁が、ずらりと立ち並ぶ。
中村清太郎 ある偃松の独白 青空文庫