厭世自殺
えんせいじさつ
名詞動詞-サ変
標準
killing oneself out of despair (for life)
文例 · 用例
検視官は厭世自殺と認める。
— 渡辺温 『遺書に就て』 青空文庫
「奴、今に厭世自殺するぜ、首縊ってよ。
— 原民喜 『背後』 青空文庫
豊島日の出と云えば、小学校の子供が厭世自殺をしたことで一時世間の耳目をひいた町である。
— 宮本百合子 『この初冬』 青空文庫
家は沈黙の咒にみたされ、この家族は枕を並べて厭世自殺をとげるであらう。
— ――並びに註文ひとつの事―― 『大井広介といふ男』 青空文庫
それはA市にある家庭に宛てたもので、商売上の失敗から厭世自殺をする旨の遺書で、その自殺の方法として、飛行機から飛び降りる事を択んだとしたためられてあった。
— 大庭武年 『旅客機事件』 青空文庫
医者の娘ですし、薬の事など相当に心得てはいますが、原因もなく、厭世自殺などするような女では断じてありませんが、虚名を売っているために相当敵はあったようでした。
— 大倉※子 『鉄の処女』 青空文庫
新聞も、折よく、政治季節の波にもまれ、一芸妓の厭世自殺を、半ば黙殺したかたちであつた。
— 岸田國士 『光は影を』 青空文庫
では手短かに申上ますが、いろいろ取調べの結果、松谷鶴子嬢は厭世自殺を遂げたという事実が明瞭になりまして、担当の捜査課長からもほどなく報告書が呈出されることになっております。
— 久生十蘭 『魔都』 青空文庫
作例 · 標準
人生に対する根本的な信仰の喪失から生じた、圧倒的な厭世自殺(えんせいじさつ)に駆り立てられたそのキャラクターの悲劇的な決断。
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彼のジャーナルへの書き込みは、自分の知覚した苦しみから逃れる道がないと見て、厭世自殺(えんせいじさつ)の観念に囚われた心を明らかにしていた。
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心理療法士は、そのような行為につながりうる根底にある絶望に対処し、厭世自殺(えんせいじさつ)の力に対抗することに焦点を当てた。
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