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権殿

ごんでん
名詞
1
標準
文例 · 用例
和歌山県の神主の総取締りする人が新聞で公言せしは、神社は正殿、神庫、幣殿、拝殿、着到殿、舞殿、神餐殿、御饌殿、御炊殿、盛殿、斎館、祓殿、祝詞屋、直殿、宿直所、厩屋、権殿、遙拝所の十八建築なければ設備全しと言うべからずとて、いかに神林大いに茂り四辺神さびたる神社を見るも、設備足らずとてこれを滅却す。
南方熊楠 神社合祀に関する意見 青空文庫
あの傲慢な生き物が、わしには、まざと、鎌倉の執権殿そッくりに見えてきたのだ。
あしかが帖 私本太平記 青空文庫
ただし鎌倉の執権殿と、そなたの母者には、べつな意味で、いずれへも聞かせられんがの。
あしかが帖 私本太平記 青空文庫
また、次第によっては、執権殿へ御拝謁をねがい、子の高氏の科は、元々、この母にあることなれば、子の罪に代わらせて給えと、お訴えしてみる覚悟ぞ。
あしかが帖 私本太平記 青空文庫
権殿の御愛犬が今し辻を通るものとみえまして」「さようか」 ばかなと、嘲うかと思いのほか、高氏も素直に馬を降りた。
あしかが帖 私本太平記 青空文庫
権殿のお悪戯だな」 ――むかし、若宮の庭で、九郎冠者義経が、兄頼朝の命で、やむなく大工棟梁の馬を曳いたという故事は聞いていたが、鎌倉の群集と諸大名の前で、犬を曳かせられるとは……と、高氏はちょっと感傷を覚えた。
あしかが帖 私本太平記 青空文庫
さしての御乱酔とも思えませぬ」「して、執権殿の御前の首尾は」「それはもう……」 と、笑いこぼして。
婆娑羅帖 私本太平記 青空文庫
「この期におよんで、先帝の輦輿を奪いたてまつる計に二の足踏んでおられるのか」「いや二の足ではないよ、権殿
世の辻の帖 私本太平記 青空文庫