転語
てんご
名詞
標準
文例 · 用例
」 白川がこの一転語を下したとき桑野はほつとした。
— 平出修 『瘢痕』 青空文庫
また学には効の意味があって、和訓では学を「まなぶ」という、「まなぶ」は「まねぶ」の転語で倣い真似ることで、また「学ぶ」は「真似|履む」ことで、昔の人の高い徳(善いところ)を真似て倣い履むことであると、谷川士清(江戸時代の国学者)は説いている。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
趙州三転語、彼は好きな和尚だ。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
一転語――春風秋雨 五十四年 喝一起一伏 総山頭火とう/\徹夜してしまつた。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
和尚、一転語ヲカエテ、ネガワクハ野狐ヲ脱セシメヨト。
— 田中英光 『野狐』 青空文庫
黄蘗スナワチ問ウ、古人、アヤマッテ一転語ヲ祗対シテ、五百生、野狐ノ身ニ堕ス。
— 田中英光 『野狐』 青空文庫
そこへニイチェが出て一転語を下した。
— 森鴎外 『青年』 青空文庫
かかる愉快な地位に立つ諸君はこの愉快に相当する理想を養わねばならん」 道也先生はここにおいて一転語を下した。
— 夏目漱石 『野分』 青空文庫