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なして

なして
表現
1
標準
forming
文例 · 用例
然しその海の上にも星変り、月変つて、――と茲で、私の目は漸く海を去つて、なんだか海と空との中間の奥といつた感じの方角に、過ぎ逝ける諸世紀が、黒光りする中世の武具の色をして、堵をなして潜んでゐるやうに感じられる。
――人と海―― 海の詩 青空文庫
情慾萩原朔太郎手に釘うて、足に釘うて、十字にはりつけ、邪淫のいましめ、齒がみをなして我こたふ。
萩原朔太郎 情慾 青空文庫
空もいんいん、地もいんいん、肢體に青き血ながれ、するどくしたたり、電光したたり、身肉ちぎれやぶれむとす、いま裸形を恥ぢず、十字架のうへ、齒がみをなしてわれいのる。
萩原朔太郎 情慾 青空文庫
〔鷺はひかりのそらに餓ゑ〕宮沢賢治鷺はひかりのそらに餓ゑ羊歯にはそゝぐきりさめをあしきテノールうちなして二人の紳士 森を来る
宮沢賢治 〔鷺はひかりのそらに餓ゑ〕 青空文庫
――然し、事象は歴史を織りなして行くであらうが、歴史が事象を織りなしてゆくとは冠履転倒のことであるから、時代なぞといふ方から文学を考へるよりも、文学者自体の実状を反省してみることは却て賢明なことであらう。
中原中也 撫でられた象 青空文庫
それは彼の心の主要な喜びをなしてゐる。
中原中也 青年青木三造 青空文庫
彼の眼は絶えず微妙にも正確な角度をなして活々してゐる。
中原中也 青年青木三造 青空文庫
僕の部屋の窓を夜どおし明けはなして盗賊の来襲を待ち、ひとつ彼に殺させてやろうと思っているのであるが、窓からこっそり忍びこむ者は、蛾と羽蟻とかぶとむし、それから百万の蚊軍。
太宰治 ダス・ゲマイネ 青空文庫
作例 · 標準
なしてそんなに元気なんだい?」と祖母が笑顔で尋ねた。
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古い方言で「なして」は「どうして」という意味で使われる。
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彼は不思議そうな顔をして「なしてこうなったんだ?」とつぶやいた。
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2
標準
why?
作例 · 標準
なして、あんたはいつもそうなんだ?」と母が呆れたように言った。
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困った顔で「なして、うまくいかないんだ?」と彼は頭を抱えた。
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先生は生徒に「なして宿題をしてこなかったの?」と優しく尋ねた。
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なして(なして) — 幻辞.com