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水蜜

すいみつ
名詞
1
標準
white peach
文例 · 用例
冷した水蜜桃の皮を、学者風に几帳面に剥き乍ら博士は云った。
岡本かの子 蝙蝠 青空文庫
売られてゆく豚のうめき、水蜜桃の供養、笑顔うつくしい石仏。
仙崎 行乞記 青空文庫
冷した水蜜桃の皮を、学者風に几帳面に剥き乍ら博士は云つた。
岡本かの子 蝙蝠 青空文庫
帰りしな、林檎はよくよくふきんで拭いて艶を出すこと、水蜜桃には手を触れぬこと、いったいに果物は埃を嫌うゆえ始終はたきをかけることなど念押して行った。
織田作之助 わが町 青空文庫
その通りに心掛けたが、しかしどういうものか足が早くて水蜜桃など瞬く間に腐敗した。
織田作之助 わが町 青空文庫
八百屋さん大枇杷、小枇杷、水蜜桃、葡萄、苺や野菜、お籠に入れて、頭に載せて、かつこ、かつこ、行けば、薄紫の、馬鈴薯畑の花盛り。
北原白秋 とんぼの眼玉 青空文庫
ねえ汝は贅沢だつたよ、牢屋に居ながら三度三度、スープに洋食を三品宛、それに果実は欠かしつこなし、あまり辛気なので食べ残しの水蜜桃で真紅な自画像をぬたくりつけてひどく叱られたつけな、あの挿話は誰に聞かしたつて腹を擁えるだろう、この悪戯者はその翌日看守長から鹿爪らしく呼び出された、それはかうだ。
北原白秋 桐の花 青空文庫
」「水蜜桃の腐れたので描きました。
北原白秋 桐の花 青空文庫