名文家
めいぶんか
名詞
標準
fine writer
文例 · 用例
広田先生から聞くところによると、この著者は有名な名文家で、この一編は名文家の書いたうちの名文であるそうだ。
— 夏目漱石 『三四郎』 青空文庫
ボシユエ、パスカル、ラ・フオンテーヌ、モリエール、コルネーユ、ラシイヌ、ラ・ルシユフコー、セヴイニエ夫人、ポワロオ、ラ・ブリユイエール、ブウルダルウ等皆当時の名文家である。
— 平林初之輔 『文学方法論』 青空文庫
これは一つは材料が時代とともに増加するに拘らず、それを歴史に編纂する時に、從前の歴史と大差のない分量にしようとする爲めに、自然に簡單に省略する必要を生じた點もあり、一つは范曄の如き人は自分が名文家であるところから、なるべく己れの歴史を名文に仕上げようとする所から書き改めたといふこともある。
— ――史記より清初まで―― 『支那史學史概要』 青空文庫
アナトール・フランスは、また、世界で屈指の名文家です。
— アナトール・フランス 『母の話』 青空文庫
(暫く十九世紀中葉の作家たちはバルザツクでもスタンダアルでもサンドでも名文家ではなかつたと云ふアナトオル・フランスの言葉を信ずるとすれば)殊に絵画的効果を与へることはその点では無力に近かつたスタンダアルなどの匹儔ではない。
— 芥川龍之介 『文芸的な、余りに文芸的な』 青空文庫
関係した新聞雑誌の数が四十幾つ、発表した論文が八百あまり、この事実から見て、彼が名文家たり得ないであらうことは窺はれますが、事実彼は、名文家ではあり得ませんでした。
— 芥川龍之介 『ポーの片影』 青空文庫
これに気を得て続々と馬琴は諸作を発表したが、折しも京伝は転化期にあり、他に目星しい競争者もなく、文字通り彼の一人舞台であり、かつは名文家で精力絶倫、第一人者と成ったのは理の当然と云うべきであろう。
— 国枝史郎 『戯作者』 青空文庫
広田先生から聞く所によると、此著者は有名な名文家で、此一篇は名文家の書いたうちの名文であるさうだ。
— 夏目金之助 『三四郎』 青空文庫
作例 · 標準
彼は現代を代表する名文家の一人として知られている。
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彼女は小説家だけでなく、エッセイストとしても名文家だ。
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彼の書く文章はどれも素晴らしく、まさに名文家と呼ぶにふさわしい。
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