悪事千里
あくじせんり
表現
標準
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文例 · 用例
といぶかり、両隣りの左官屋、炭屋も、耳をすまし、悪事千里、たちまち人々の囁きは四方にひろがり、人の運不運は知れぬもの、除夜の鐘を聞きながら身代あらわれ、せっかくの三年の苦心も水の泡、さすがの智者も矢弾つづかず、わずか銀一粒で大長者の万屋ぐゎらりと破産。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
悪事千里、というが、なまけ者の空想もまた、ちょろちょろ止めどなく流れ、走る。
— 太宰治 『懶惰の歌留多』 青空文庫
悪事千里とは好う申したもの、何時しか此の事がお上の耳に伝わりまして、お瀧は忽ち召捕となり、続いて遠島を申付けられました次第でございますが、如何にも島人に珍らしき美人でありますから、平林が勝手に引出して、妾にいたして置きました処、前回に申上げた騒動が起って、夫平林は殺されてしまったのでございます。
— 三遊亭圓朝 『後の業平文治』 青空文庫
悪事千里を走るとはこのことだ」「与力大寺他巳吉の地獄耳ですかね。
— ――夢と知性―― 『吹雪物語』 青空文庫
巾着はとにかくだが、じいさんが障子をあけると二日間の溜め呑みをやった煙草の煙りがむっとするほど室のなかに籠ってるじゃないか、悪事千里とはよく云ったものだね。
— 夏目漱石 『吾輩は猫である』 青空文庫
作例 · 標準
例文1
例文3
例文5
例文7