夜のしじま
よるのしじま
表現
標準
stillness of night
文例 · 用例
静けさのなかに、穏やかに軋む音を聴いた――低いが、夜のしじまにあってはとても際立つ。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
夜のしじまを破るもの音は、まったくなかった。
— W・W・ジェイコブズ 『井戸』 青空文庫
夜のしじまに満天の星が輝き、昼間のような明るさだった。
— A. キングスフォード A. Kingsford 『夢日記』 青空文庫
夜のしじまをぬって、法念寺の八つ(午前二時)の鐘がきこえてきた。
— 山本周五郎 『伝四郎兄妹』 青空文庫
二 霜月の冷やかな夜のしじまに、ただ一人|仰臥しながら、浅二郎は低く、「――まるで四面の楚歌だな……」 と呟くのだった。
— 山本周五郎 『入婿十万両』 青空文庫
「小十郎、臆したか」虎之助が叫んだ、わっという呶声が神谷小十郎の口から発した、礫を蹴返す音と、矢声とが、夜のしじまを破った、白々と冴えた川原に影が走り、刃が空へ電光を飛ばした。
— 山本周五郎 『内蔵允留守』 青空文庫
更けた夜のしじまには、庇を打つ雨の音が、さむざむとひそかに聞えてくる。
— 山本周五郎 『桑の木物語』 青空文庫
安油の焦げる音が雪になった夜のしじまに悲しい呟やきをあげている。
— 山本周五郎 『蜆谷』 青空文庫
作例 · 標準
夜のしじまに、遠くで犬の鳴き声が響いた。
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誰もいない深夜の森は、夜のしじまに包まれていた。
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夜のしじまの中、彼女は一人静かに読書を楽しんだ。
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