首をもたげる
くびをもたげる
表現動詞-一段
標準
to rise into importance
文例 · 用例
心得て置く事で……はさんでは棄てる蛇の、おなじ場所に、おなじかま首をもたげるのも、敢て、咒詛、怨靈、執念のためばかりではない事を。
— 泉鏡太郎 『木菟俗見』 青空文庫
夢ではないかと首をもたげると硝子戸越しに下弦の月が寒く照っていた。
— 地に潜むもの 『地上』 青空文庫
そこでは自尊心が首をもたげる暇がない。
— 原口統三 『二十歳のエチュード』 青空文庫
乳母もいつの間にか眠りたくなった、ついうとうととなってハッと気がついて又首をもたげる、又うとうととなる、又ハッときづく。
— 宮本百合子 『錦木』 青空文庫
恐竜がぐいと鎌首をもたげると、うなり声をあげて怒り出した。
— 海野十三 『恐竜島』 青空文庫
「織江殿」 といいながら、九十郎は両手を顎の下へかい、蛇が鎌首をもたげるように、顔をもたげて薄ら笑いをした。
— 国枝史郎 『血煙天明陣』 青空文庫
首をもたげる気にはなれなかったから、汚い地面ばかりを見て歩いたのである。
— 橋本五郎 『地図にない街』 青空文庫
時々、彼女は物に驚いた蛇か孔雀のやうな、をのゝくやうな嬌態を作つて、首をもたげる。
— LA MORTE AMOUREUSE 『クラリモンド』 青空文庫
作例 · 標準
かつての強豪校が、再び全国大会の舞台で首をもたげてきた。
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長い不況のトンネルを抜け、新興産業がようやく首をもたげ始めている。
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心の奥底で、かつて諦めたはずの夢が再び首をもたげてきた。
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