身祝い
みいわい
名詞
標準
文例 · 用例
仕事のみいりがよかったときとか、ばくちで当りましたとき、つい身祝いの気持で、少しはバラまいたことがございます」「それはどう云う気持でか?
— 菊池寛 『奉行と人相学』 青空文庫
」 亭主と客とがこんな言葉をかわしているところへ、お隅も勝手の方から襷をはずして来て、下女に膳をはこばせ、半蔵が身祝いにと銚子をつけて出した。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
二 身祝いにと多吉夫婦が勧めてくれた酒に入檻中の疲労を引き出されて、翌朝半蔵はおそくまで二階に休んでいた。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
朝七つ時に神田|連雀町の石川様の屋敷を、御門あきとともに出発した一行は、これから五十三次を、お壺だちといってそれぞれの宿場にとまりを重ねてゆくのだが、宿屋などでは身祝いをして、御馳走が出たり、名物のおみやげがめいめいの前に山と積まれたり……。
— 日光の巻 『丹下左膳』 青空文庫
神におそなえの大きいのを上げる外に、もとは正月には身祝いと称して、一人一人にもやや小ぶりな鏡餅をすえ、それでまたオスワリという名もあった。
— 柳田国男 『年中行事覚書』 青空文庫
年取という語は正月でなくとも、一年に一度ずつ人間の同じように、正式食物を供して身祝いをさせることをいうので、臼の年取り鼠の年取りも同じように、この晩は案山子に餅を供え、また大根を供える。
— 柳田国男 『年中行事覚書』 青空文庫
一一 身祝い家々の正式食事に欠くべからざる食品は何々。
— 柳田国男 『年中行事覚書』 青空文庫