投げ与える
なげあたえる
動詞-一段
標準
to give by tossing or throwing
文例 · 用例
淵の魚へ食後の生飯を持って行って投げ与える役は、沙弥の昭青年でありました。
— 岡本かの子 『鯉魚』 青空文庫
叔父はそれを私独得の「相場の予感に対する口止め料」であるかのように云い聞かせていたが、実は、私という福の神に投げ与える極めて安価な足止め料に相違なかった。
— 夢野久作 『鉄鎚』 青空文庫
外界に個性の貯蔵物を投げ与えることによって完成するものではない。
— 有島武郎 『惜みなく愛は奪う』 青空文庫
この大歓喜に対して私は何物をも惜みなく投げ与えるだろう。
— 有島武郎 『惜みなく愛は奪う』 青空文庫
早朝仄暗い頃、蚊の類の小さな羽虫が沢山引っかかってる破れ巣の横糸を食ってしまい、新らしい完全な巣を張ってしまうのを見定めて、私はそれに投げ与えるべき大きな昆虫を、どんなにか探し廻ったことだろう。
— 豊島与志雄 『蜘蛛』 青空文庫
若し自分にかけて居る未知数がなかったら、私は、死ぬか、無我夢中になってAに一生を投げ与えるだろう。
— 一九二二年(大正十一年) 『日記』 青空文庫
そうして単にその説明だけでも日本の文壇には一道の光明を投げ与える事ができる。
— 夏目漱石 『私の個人主義』 青空文庫
……さあ丸山定夫よ、水に落ちて溺れようとしている君を救うために僕は一本の藁シベを投げ与える。
— 三好十郎 『俳優への手紙』 青空文庫
作例 · 標準
飢えた鳥たちに、パンくずを庭に投げ与えた。
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彼は道端の物乞いに、無造作に小銭を投げ与えた。
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犬が芸をすると、ご褒美におやつを投げ与える。
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