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染々

染々
名詞
1
標準
文例 · 用例
自分は醒めた後で、人間の心の浅ましさを染々と感じた。
国木田独歩 酒中日記 青空文庫
)と我折れ染々と頼んで額を上げるとざつといふ凄い音で。
泉鏡太郎 高野聖 青空文庫
』といひつゝ、染々と吾等兩人の姿を打瞻め『此處は印度洋もズツト南方に偏した無人島で、一番に近いマダカツスル群島へも一千哩以上、亞細亞大陸や、歐羅巴洲までは、幾千幾百哩あるか分らぬ程で、到底尋常では人の來るべき島ではありませんが。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
黒髮の又冷たさが、染々と嬉しかつた時でした。
泉鏡太郎 淺茅生 青空文庫
」と心細いやうに染々といふ。
三島霜川 青い顏 青空文庫
」と母親は重い口で染々といふ。
三島霜川 昔の女 青空文庫
その時、彼れは染々と、どういふ惡いことをしたお蔭で、日曜毎に自分はこんな苦しい苛責を受けねばならぬのかと情なく思つた。
有島武郎 子供の世界 青空文庫
而巳ならず近代の新しいそして繊細な五官の汗と静こころなき青年の濃かな気息に依て染々とした特殊の光沢を附加へたいのである。
北原白秋 桐の花とカステラ 青空文庫